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今回の動画↓は、レッド・ツェッペリンの1stアルバムに収録されていた 「Dazed And Confused」 のテレビライヴ映像なんですが、オレがゼップ(レッド・ツェッペリン)の中でも一番好きな曲の一つです。 ただし、この曲は、他人の曲なんです。
70年代、ゼップのやっていた音楽は、元々アメリカのアフリカ移民達が生んだ音楽である 「ブルース」 が発展してゆく過程から生まれたそうです。 実際、彼等も多くのブルース・ミュージシャンの曲もカバーしていて、初期のアルバムには常に数曲のブルース・カバー曲が収録されてたんですが、しかしコレは “カバー” というワケでもないんです。 実はコレ、パクった曲なんです・・・ネコババです。 ファンの中では有名な話らしいんですが、元はといえば (名前も忘れてしまった程) 無名な歌手が歌ってた曲だったんです。 この曲を聴き、ソレを心底気に入ったジミー・ペイジが、(無名歌手の売れてない曲だったことをいいことに) 自分の曲だということにしてしまったんですね・・・。 無茶苦茶な話です。 動画を見てもらえば分かりますが、曲のタイトルの下に作曲者として 「J.Page」 と出てきます。 当時はまだバレてなかったので、アルバムクレジットも含め、“彼の作曲した曲” ということで通ってたんです。
勿論オレも初めて聞いた当時は、その事実を知らなかったので、ただただこの曲の持つ妖艶で重苦しくて、ウネるようなサウンドのカッコよさが大好きでした。 しかし、考え方によっては、ここがゼップの凄い所でもあるんですよね。 だって、普通ならこんなゴシップが世に流れた時点で、アーティストとしての評価は全て失ってしまうんですから。 そんなものを軽く吹き飛ばしてしまうだけの個性的なオリジナル曲をたくさん生んだゼップだったからこそ、こうして笑い話にできるワケです。 それに実際、“オレオレ詐欺” 被害者であるこのオレですら、未だ胸を張って “ゼップの中で” 一番好きな曲の一つだと言えるくらいなんですから。
そんな70年代が終わると共に、ロック音楽からは創造性・芸術性が徐々に失われはじめ、商業至上主義の道へと転げ落ちてゆく事になるんですが、しかし、それから20年の空白を経た21世紀の今日に、突如として現れ、オレ達にとっての最後の希望の星になったのが、↓のマーズ・ボルタ (元アット・ザ・ドライヴイン) です。
既に “ロック” だなんて狭い括りは必要としない “近代音楽の最終形態” いや “小宇宙” 。 それまで誰も経験したことの無いような感動と快感を創造し続け、今最も音楽を自由に表現できる存在。 どれだけ最大級の賞賛・賛美で飾り立てても不当評価にしかならない新人類。
『彼等の 「伝説」 は現在進行形なのか』 『その彼等と同じ時代にオレも生きている』 と、そう思うだけで幸せを感じます。
今回の動画は、初めての方にもとっつき易いのを選びましたが、しかし、恐らくコレに興味を持ち、アルバムも聴いてみたはいいけど 『複雑過ぎてサッパリ訳が分からん』 『部分的な良さは判るけど奇怪な部分が多すぎる』 という方も多いかもしれない・・・。 でも決して諦めないで聴き続けて欲しい。 1週間後か、あるいは1年後になるかは分かりませんが、きっと必ず 「開眼」 する時が訪れる筈ですから! 最初は雑音にしか感じなかった部分も必要不可欠な要素で、無駄な音は何一つ無いことに気付く時が来る筈です! そして、その時にはアナタも 「マーズ・ボルタ」 という “新文化” 無しには生きていけない身体になっているかもしれませんし、他の音楽が如何にルールに縛られた音楽だったのかを実感するかもしれませんよ。
サッカーも野球も大好きなので、今日は一日中テレビ漬けになります。
まずJリーグ開幕戦は、地元名古屋グランパスが大分相手に3対2の辛勝でした。 名古屋の前半は最悪だったけど後半立て直して、新加入ブラジル人ダヴィの次元が違う個人プレイに助けられて勝った感じです。 正直、『こんな選手がJリーグでは勿体無い』 とすら思いました。 あんまり目立つと、また中東クラブに狙われちゃいそうで心配です。 一方、大分は金崎夢生が今年も飛びぬけて素晴らしい。 いずれ必ず日本代表の中心選手になってくれるだろうと期待しています。 岡ちゃん今度、日本代表の試合で金崎・本田圭佑の2トップを試してもらえないかな~。
続いて鹿島vs浦和は、アウエイの浦和が開始直後から超攻撃的で、啓太までもが前掛りになってのポゼッションサッカーを展開。 いかんせん新システムにまだ慣れてないので、鹿島にカウンターを食らい続けるお粗末な展開。 結果2対0は順当でしょう。 いきなり鹿島、ってのも不運でした。 もう少しシステムに順応した後からだったら、今日よりはまともなカタチで見れたような気もします。 しかし、あのサッカーをしたいなら普通4-3-3じゃない? で、右SBに平川はないでしょう。
19時からはWBC日韓戦が始まります。 北京五輪では、全勝優勝で金メダルに輝いた韓国代表相手に日本がどう戦うのか。 今からワクワクしています。
話は変わりますが、“ベースボールが何故、世界的に普及しないか?” については以前からよく、『必要な道具が多すぎて金がかかりすぎる為、発展途上国などに普及できないから』 とか 『試合テンポが遅すぎるから』 と云われます。 試合テンポに関しては性質上しょうがないですが、確かに例えば2時間の試合の中、実際のプレイ時間が30分くらいしかないスポーツも珍しいですからね・・・ (アメフトレベルです)。 それも大きな理由に思いますが、オレは “運の比重が大きすぎるスポーツだから” だとも思います。 勿論 “運” が左右しないスポーツはこの世にありませんが、ただ、昔イチローが 『ピッチャーの投げる球の7割は支配できる』 と語っていたのが印象に残っていて、そこでオレは 『なるほど。7割は打てても、その先何処に飛ぶか、何処に落ちるかは結局 “半と丁” だもんな』 と思ったんです。 だから7割を半分コでイチローの打率が3割5分になるワケか、と。 勿論、厳密には “半と丁” なんかじゃないんですが、客観的にそう見えてしまうのも致し方ないかもしれません。
恐らく、韓国と長期的なリーグ戦で戦えば、きっと日本の方が今はまだ強いでしょう。 しかし、トーナメント形式だとその “運” の要素ってのが何倍にも作用してしまうんですよね。 今回のWBC大会はそこら辺も見込んでの新ルールだと思いますが、野球にトーナメントは向きません。 せめてオリンピック予選スタイルの方がいいと思います。
彼からの影響で、近頃ではメガホン持って唄う洋楽アーティストも増えましたね。
どんだけでもあるだろ?! もとい 『あると思います!』 ・・・だって、目をつむって投げたダーツが真ん中の赤い点に刺されば、たまたま成功したとしか思えないし。
いや、このポスターにうたわれた 「成功」 の意味が違うって事は分かります。 きっとこの場合の 「成功」 とは、“社会的成功” や “経済的成功” を限定して指してるんでしょう? このポスターは、とある宗教団体の広告だったんですが、最近は本当にこのテの自己啓発メッセージが流行ってますね。 自己啓発系の本とかも飛ぶように売れているとか。 あんなモン読んでるヤツで、まともなヤツ見た事ないですけどね。 以前勤めていた会社の上司も、ああいいう本が好きなバカでした。 ただ今思えば一つだけ、彼の口にした(受け売り)言葉の中にも引っかかるのがありました。 『人は全て自己満足の為に生きてるんだ。仮にボランティアの人が他人の為に頑張っていても、ソレは他人への奉仕が自己満足に繋がってるからなんだよ』 ほほ~、なるほど、たまにはまともな(受け売り)言葉も言うじゃないか、と。 しかし、だとすると、オレが今まで他の社員が皆逃げた仕事を嫌々引き受けてきたのも自己満足の為か? かなり我慢したんだけど・・・。
カルト教団 「創価学会」 をはじめ、新興宗教は何処も、自己啓発的メッセージが好きですが 「成功」 と言えば = “経済的成功” な発想が普通に通用する奴等に 『どんだけ汚れた連中の集まりなんだよ!』 と思わずにいられない。 きっと、このテの宗教にハマってしまう人達ってのは皆、ルネサンス期のイタリア人のように未だ “利益追求=欲望追求” な汚らわしさを必要以上に感じていて、その汚れた自分を少しでも自己満足させたいが為に集まってるんでしょうがね。
(池田大作にも定額給付金がいくのか・・・)
“自己啓発” といえば数年前、知人から五日市剛という有名な人?が書いたという本を、読んでみろと渡され読んだことがあります。 その本は、簡単にいうと 『ありがとう』 『私は運がいい』 とポジティブな言葉を常に自分自身に言い聞かせていると自然に人生が好転する、という実体験や実例を元に語った内容でした。 その本は本当にすごく良かったんです。 感動しました、前半までは・・・。 感動したオレをドン底までガッカリさせたのは、後半です。 その本では後半、五日市氏の方法を習って実践してみた人々の成功例みたいのが載ってたんですが、ソレが全て “経済的成功” 例だったのです・・・。 『結局エサはそれかよ・・・』 と空しさを感じたのを覚えてます。
いや “ポジティブ志向” は間違っても否定しません。 絶対良いです。
「偽善」 が悪いとも言いません。 このブログの初期にも書きましたが、オレは 「偽善」 も 「善」 だと思ってる人間なので。 ただ、あんまりにも安っぽくねえか?!と。 もっともっと、人生の喜びはあるだろ!と。 それならまだ、オスメント君が主演した映画 「ペイ・フォワード」 の “受けた恩を別の3人へ返していこう” 運動の方がずっと良かった。
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